斎場御嶽(せーふぁうたき)
沖縄県南城市にある斎場御嶽は、県内屈指のパワースポットとして有名なので、ご存知の方も多いかもしれませんが、琉球王国を始めたと言われる神、「アマミキヨ」が作ったといわれる琉球王国最高の聖地です。
そこには祈りを捧げる数々の場所があり、その場所を巡る道中では、沖縄の手つかずの自然、力強いエネルギー、圧倒的な大地を間近に肌で感じることができます。
琉球王国時代には公務が行われてきた斎場御嶽では、男子禁制の時代もあり、王国の繁栄と継続を祈り捧げる重要な役割を、女性が果たしてきました。
この斎場御嶽からは、沖縄が始まったと言われる久高島を望むことができます。
そしてこれが、ガイドブックなどにも掲載されている最も有名なスポット「三庫理(さんぐーい)」です。この奥からも、久高島を望むことがきできます。
あいにくこの時は、中に入ることができませんでしたが、ボランティアガイドの方に、久高島がどうのような存在かを教えていただくことができました。
「久高島は、再生の地と言われています。高低差の少ない久高島は、朝日が昇るとき、島全体が黒い穴のように見え、そこから太陽が昇ることから、始まりの場所、生まれ変わりの場所と言われているんです。」
そして、こんなことも教えてくれました。
「あなたは、女性に守られているんですよ。母親、姉妹、お婆さん、叔母さん、あなたに近い女性が、あなたのことをいつも守っているんです。」
この日は、私の誕生日でした。そしてその夜、何年もメッセージをもらうことがなかった姉から、「誕生日おめでとう」と連絡がありました。その時は鳥肌が立ちましたね。
この場所の力なのか、女性の祈りの力の偉大さを感じるとともに、「久高島」に思いを馳せながら、やはりここは特別な場所なんだ、ということがとてもよく分かる、非常に貴重な体験をしました。