観光客で賑わう国際通り。その路地裏にある、ワンフロア貸し切りの宿「ON THE SAME HOTEL(オンザセイムホテル)」さん。
沖縄の日常を感じる住宅街に佇み、静かな生活のひとときを過ごせます。

事前に届くメールに書かれた暗証番号で、キーボックスから鍵を取り出し、対面することなくお部屋にチェックイン。
生い茂る芭蕉(バナナ)の木を横目に、階段を昇り扉を開けると、開放的な空間、気持ちの良いアロマの香りに癒やされます。

玄関の内壁には琉球ムチ(漆喰)が塗られ、ベンチは琉球列島に分布しているウラジロガシという常緑広葉樹でできているそう。
他にも沖縄の木で作られたテーブル、土で作られたやちむん(陶器)、花ブロックなど。沖縄の自然を、光や素材の手触りを通して存分に感じる。

飾り皿は、使うのがもったいないくらい。手作りの温もり溢れる品々を、眺めているだけで楽しい。
ちんすこうがとても美味しくて調べてみました。琉球王朝時代から味を守り続けているという「新垣カミ菓子店」さんのものだとわかり、首里のお店にまた訪れたいと思います。

食器や調理器具類も充実しているので、長期滞在やワーケーションにもうってつけ。ミネラルウォーターやコーラのサービスもうれしい。

洗面室には乾燥機付き洗濯機があり、汗をかいて汚れたり、海に入って濡れたりした衣類を、ささっと洗い、乾かせて便利。
タオルは肌心地が良く、ソープやシャンプーはとても良い香りで、歯ブラシセットや室内履きスリッパなど、アメニティも充実しています。

お車の場合は駐車場がないので、ホテルから徒歩30秒にあるアップルパーク(那覇市松尾2丁目12−20)が800円/24時間でリーズナブルです。
国際通りすぐの立地に、こんなに静かで洗練されたお宿があるって、誰かに教えたい。
都会の中で、沖縄の自然を感じ、癒やされてほしい。オーナーの想いを感じる、こだわりとおもてなし溢れる素晴らしいホテルでした。