衝撃のアイスコーヒー。これはもう日本一？沖縄市にある珈琲専門店「原点」さん。その味を求めて海外からもお客さんが訪れるという名店です。

店内は、赤い革張りのシートが懐かしくて落ち着く、昔ながらの喫茶店。ただ、飾られている調度品のどれもが雰囲気があり、素人目にも上質だとわかるものばかりで、オーナーのこだわりを感じます。

この日はオーナーはいらっしゃいませんでしたが、お話好きでシャイなママがお店やオーナーのことをたくさん聞かせてくれました。
オーナーの外間さんは、与那国島の伝統工芸「与那国凧」の職人さんでもあり、その与那国凧を美智子上皇后陛下がお気に召されて、皇室に献上されたこともあるそう。
またコーヒーは、店内で焙煎した後、なんと6時間かけて水出し。そこからさらに3日間寝かせています。凧にしてもコーヒーにしても、その探究心や徹底したこだわりがすごい。

メニューはアイスコーヒーとブレンドコーヒーの2つで、この日はアイスコーヒーを注文。それからサービスで、裏庭で採れるバナナで作られたバナナケーキをいただきました。
このアイスコーヒーの味が、衝撃的な美味しさ。砂糖も加えられていますが、苦味の中に甘みを感じ、そしてなによりも深み、コクがとてつもなくて、めちゃくちゃ美味しい。
じっくり手間暇をかけているからこその味わい。飲んだらわかります。本当に感動します。素朴な甘みのバナナケーキがまたコーヒーと良く合い美味しかったです。

ところで店内には、女性像の日本画がたくさん飾られています。オーナーの姪にあたる中原亜梨沙さんの作品で、化粧品会社の広告にも採用されたことがあり、大人気の作家さんなんだとか。そう言われてみると、見たことがあるような気がしますよね？
オーナーだけでなく、親族にもそういった才能のある方がいらっしゃるというのは、血なんでしょうか。お店にいる間中、色々とずっと関心していたら、ママが非売品のポストカードをプレゼントしてくれました。

本当に素晴らしいお店でした。ぜひ行くべき価値のある場所です。
最後に、カウンターに掲げられているオーナーの言葉を紹介。次回は、オーナーに会ってお話を聞いてみたいです。